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法話集ほかHEADLINE

こころの筏

気構え・身構え・腹構え 

 今年の夏は冷夏で全く天候不順で、盛夏の積極的な熱気がじりじり肌を焼くようなこともなく終わっ
てしまいました。

 その影響で、日本人の主食としている「稲作」が不作となり、全国各地での盗難が騒がれており
ます。
 地球の異変でしょうか、全世界でも大なり小なりの影響を受けているようです。先月北海道で大地震
がありました。

 異変といえば、「何時起こるか」わからない東海道地震に備え、関東・東海地区の都心周辺で防災
の訓練が各地で行われておりますが、事故を最小限に防ぐには普段からの「心構え」が大切です。

 しかし異変は地震ばかりに限りません。「身の病」も「不慮の事故」も、突発する小さな事故から大きな事故につながるものです。

 中国の教えに「己を律するには廉勤(れんきん)を貴び、事を御するに明断を要す」という言わ
れがございます。
 あってはならない事故が突然、家庭に・職場に・社会に起きた時、一体どれだけの人が各々の立場
明断を下せるでしょうか。

 明断を下すには日々普段の生活の中に自分自身を大事にし、時々刻々に移り変わる現実を認識
して身を整え、気力を充実していかなる時でも、腹を据えて物事に動じない心を養うことです。

日々普段の「気構え・身構え・腹構え」をもう一度みつめてみましょう。

                 
「人 間 讃 歌 より」
・・・合 掌・・・

  

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