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中国西安市三蔵法師大慈恩寺締結寺院 伝統仏教水子霊場会 龍神滝身代わり不動尊 

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群馬県高崎市石原町1992‐10

トピックスHEADLINE

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平成
31年4月20日(土)
上毛新聞掲載
 四国八十八ヵ所霊場巡りを完歩
 昨年4月から5月にかけて、弘法大師(空海)ゆかりの地を巡礼する四国八十八ヵ所霊場巡りを行った。39日間で約1200キロの道のりを完歩。「普段の生活では気づくことができない、人の温かさを感じた旅だった。貴重な経験ができた」と笑顔で振り返る。
 大学卒業後、尼僧を志し、京都で2年間修行を積んだ。実家である高崎市石原町の真言宗大覚寺に入る前に「何かチャレンジしよう」と歩くことを決めた。
 1日約35キロひたすら歩いた。泊まる宿を決めていたため、足が痛んでも進み続けた。一人旅だったが、至る所で周囲の助けがあったという。「道中で出会った人がおにぎりや栄養ドリンクを分けてくれて、『頑張れ』って応援してくれた」。
 最後の寺で思わぬ人が待っていた。「母がいて、自然と涙が出てきた」。身近な存在の大きさにも気付いた旅だった。
 今後は一人前の尼僧を目指してさらなる修行に励む。「今回の経験を多くの人に話して、挑戦することの大事さを伝えたい。そして自分に関わった人を良い方向に導ける僧侶になりたい」と力を込める。
 
平成27年3月28日上毛新聞掲載

平成27年3月28日(土)
上毛新聞掲載
 仏教通じて日中交流
 世界文化遺産に昨年6月登録された大雁塔がある中国西安市の大慈恩寺と18年前から交流を続けている。
 同寺は、三蔵法師として知られる唐の高僧、玄奘がインドから持ち帰った経典を中国語に翻訳した寺院。 
境内にある大雁塔は好転などを納めるために造られた施設とされる。
 交流のきっかけは1997年。玄奘の偉業に感銘を受け初めて現地を訪れ、中国仏教界の第一人者とされる同寺の増勤法師の厚い信頼を得た。本場の仏教を学びたいという真摯な態度が評価され、すぐに自身が住職を務める大覚寺(高崎市石原町)が友好寺院となった。その後も年に1、2回、大慈恩寺を訪れて教えを学ぶうちに、日本に3体しかない三蔵法師の仏像1体と法号「勤脩」を贈られた。
 日中関係が政治的に冷え込む中、「同じアジアの仲間として理解し合えるはず。身近な文化交流で手をつないでいきたい」と意欲をにじませる。現地滞在中に知り合った関係者を通じて名古屋市のNGO(非政府組織)の一員にもなり、中国に小学校を建設する活動に協力している。
 昨年12月に県内17寺院で構成する真言宗智山派群馬教区の教区長に就任した。「宗派の垣根を越えて学ぶ機会をつくっていきたい」とも考えている。 
 
平成26年7月4日上毛新聞掲載

平成26年7月4日(金)
上毛新聞掲載
  同時登録で交流深く  絹遺産と西安・大雁塔
 中国西安市の大慈恩寺境内にある大雁塔が、シルクロードの構成資産の一つとして6月に世界文化遺産に登録されたことを記念し、ゆかりのある高崎市石原町の大覚寺住職、川崎弘悠さんが3日、同寺で特別講話を行った。日中の文化交流や仏教について熱く語った。
 大雁塔は652年に建立され、唐の高僧として知られる三蔵法師が建設に深く関わったと伝えられている。
 川崎さんは17年前から毎年のように大慈恩寺で修業し、大覚寺と友好寺院の関係を築いてきた。大覚寺は日本に3体しかない三蔵法師の仏像1体を安置しており、大雁塔の国内への建設を中国政府に認められたという。
 講和で川崎さんは、中国では家族や地域住民の交流が日本よりも重んじられているとして、「地域のつながりから学べる知恵と道徳心がある」と説いた。
 「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界文化遺産登録にも触れ、「日本の文化遺産の同寺登録は非常に喜ばしい。日中文化は歴史的にもつながっており、これからも交流を深めていきたい」と話した。
 
平成23年7月15日TAKASAKIちいきしんぶん掲載

平成23年7月15日
TAKASAKIちいきしんぶん掲載
  阿字観で自分発見!心をリフレッシュ!
 阿字観は、弘法大師空海が私たちにできる修行として解かれたもの。座禅に比べ、イメージに重点を置いた。心を磨き、高めるための瞑想法だ。宇宙が大日如来の知恵と慈悲に満たされているという考えが基本で、真言宗では「阿」の文字と月の絵(月輪・がちりん)を本尊として輪装し、その前で瞑想する。大日如来の本尊には「月輪」の中に「蓮華」とその上に梵字の「阿」が描かれている。「阿」という梵字は、梵語の第一字母として、万物の不生不滅の原理の意味だとされている。
 この月輪に「円かで澄み渡る智恵の光を放つ徳」蓮華に「清らかな慈しみの心を開く徳」阿字に「純粋で本来自分の心に備わっている仏さまの心」を感じることができるように鍛錬をするのが阿字観だ。            ・・・・・以下省略
 護摩焚きでさらに心クリアに
 同寺では、毎月28日、午前11時から護摩を焚き、講話を行っている。護摩は、古代インドの伝統を受け継いだ、除災招福の方法だ。「炎が終身に収束して天に上る形、つまり龍が昇っているような形になるのが理想ですが、焚く僧侶に煩悩があるとよい形にならない」と川崎さん。こちらにも自分の心の不安や迷いを払うために、地方から老若男女、多くの人が集まっている。僧侶にとっても参拝者にとっても「心磨きの場」なのだそう。
 「現代は情報過剰の時代で、迷いを持っている人が大変多い。真言宗とは、生きる道を具体的に指し示すのではなく、その人が生き方を選択する力を身につけることができるよう、後押しする宗教。阿字観をすることで、自分の経験をたどり、今後、自分がどういう道を選ぶべきか、決断する力が養え、護摩焚きでご祈祷を行います。」と川アさん。これらを体験することは、天災、景気低迷など不安な時代に生きる私たちにとって自信に結びつくのではないか。
 
平成22年12月3日上毛新聞掲載

平成22年12月3日(金)
上毛新聞掲載
 「日中仏教の懸け橋に」
 日本の法要作法を披露
 高崎市石原町の大覚寺住職、川崎弘悠さんが長年にわたり、仏教を通じて中国との交流を続けている。今年10月には中国・西安市の大興善寺を訪れて護摩供法要を行ったほか、中国仏教の第一人者を招いた講演会を行っている。
 三蔵法師として知られる唐の高僧、玄奘の教えに感銘を受け、15年前から毎年、西安市にある玄奘ゆかりの大慈恩寺を訪れ、教えを学んでいる。
 この交流がきっかけとなり、1997年には大覚寺と大慈恩寺が友好寺院を締結。中国仏教の第一人者とされる大慈恩寺の増勤法師による講演会を2006年と今年、高崎で開いた。
 10月の護摩供法要は、増勤法師とつながりのある大興善寺に招かれ、日本人で初めて法要を行った。現地の仏教関係者ら約200人が注目する中、荘厳な炎の前で弘法大師が日本に伝えた法要の作法を披露した。
 川ア住職は「日本の仏教は中国から伝わってもので、これからも深い交流が欠かせない。日中仏教交流の懸け橋になれればうれしい」と話している。
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